Cuerda-Feed-total では、プラグインの品質向上やサポート対応のために、RSS へのアクセス状況やフィード生成まわりの最低限の情報を、クエルダ側で把握できるように設計しています。 一方で、運用ポリシーや社内ルールの観点から、「こうした利用状況の送信自体を行いたくない」という選択肢も、明確に用意しておきたいと考えました。 そのため、本プラグインには「利用状況のオプトアウト」のための項目を、基本設定の中に設けています。
ここでいう「利用状況のオプトアウト」とは、Cuerda-Feed-total が行う次のような挙動を、管理者の判断で停止できる仕組みを指します。
これらはいずれも、「プラグインの動作傾向を把握し、不具合や仕様改善のヒントとする」ことを目的としたものであり、 一般の閲覧ユーザーに直接見えるものではありません。 しかしながら、情報の外部送信に敏感な環境では、たとえ内容が限定的であっても「送信しない」という選択を取れること自体が、重要な前提になります。
Cuerda-Feed-total の「基本設定」には、利用状況のオプトアウトに関わる次の 2 つのチェックボックスがあります。
この項目にチェックを入れると、Cuerda-Feed-total は RSS へのアクセス状況に関するログを、クエルダ側へ送信しなくなります。
アクセスログには、たとえば次のような情報が含まれる想定です。
これらの情報は、プラグインの品質改善や、障害発生時の原因究明に役立てるためのものですが、 「自社のネットワークから外部へのログ送信は許可しない」といったポリシーをお持ちの場合には、 このチェックをオンにすることで、アクセスログの送信を完全に停止できます。
この項目にチェックを入れると、Cuerda-Feed-total は RSS フィード内へのデバッグ情報の埋め込みを停止します。
デバッグ情報は、フィードそのものの構造や設定状態を、クエルダ側がより正確に把握するための補助的なメタ情報です。 専用のタグやコメント領域など、人の目には触れにくい形で付加されるため、通常の配信先や読者には影響を及ぼしませんが、 「本番のフィードには、必要最低限の情報だけを載せたい」という設計方針の場合には、 このチェックをオンにすることで、そうした補助情報の出力を抑えることができます。
これら 2 つの項目にチェックを入れ、「利用状況の送信を行わない」設定とすることで、次のようなメリットがあります。
Cuerda-Feed-total は、配信品質の向上と同時に、「情報を出さない権利」を明示的に守ることも大切にしたいと考えています。 この 2 つのチェックボックスは、そのための出口にあたる機能です。
一方で、設定や挙動に関する無料サポートをご利用いただく場合には、 クエルダ側で「いまどのような設定で運用されているか」「フィードがどのような状態で生成されているか」を把握できることが前提となります。
具体的には、次のようなケースがこれにあたります。
このような場面では、
ことで、クエルダ側がログやデバッグ情報を通じて状況を正確に読み取ることができ、 より的確なアドバイスや不具合解析を行うことが可能になります。 問題解決後に、再びオプトアウトの設定へ戻していただくことも、もちろん構いません。
もし、社内のセキュリティポリシーやコンプライアンス上の理由から、 常時のログ送信が難しい場合には、次のような運用もひとつの方法です。
Cuerda-Feed-total は、配信品質の向上と、媒体側のポリシー尊重とのあいだに、できるだけ無理のない落としどころを用意することを目指しています。 「利用状況のオプトアウト」は、そのバランスをとるための、ささやかなスイッチです。 必要な場面では遠慮なくご活用いただきつつ、サポートが必要な際には一時的なご協力をお願いできれば幸いです。
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